「不用品が思ったより多くなったけど、当日に追加できる?」と業者に確認して「大丈夫ですよ」と言われたのに、作業後に想定外の高額請求が来た。そんなトラブルが後を絶ちません。
国民生活センターには不用品回収に関する相談が継続的に寄せられており、なかには定額3万9,800円の見積りから最終的に約65万円を請求されたという事例まで報告されています。当日に追加を頼むこと自体は珍しくありません。問題は、その分の料金ルールを誰も決めていないことです。
もくじ
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「当日追加OK」は、料金の合意じゃない
不用品回収の料金は「基本料金+品目別・人件費・搬出費」などで組み合わされており、一見わかりやすい定額表示でも、量や条件が変われば追加料金が発生します。
業者が言う「当日追加OK」は、多くの場合「概算見積りを前提にした対応が可能」というだけです。実際に荷物を見てから金額が変わる前提で話しているケースがほとんどで、「追加できますか?」への「できます」は金額の合意ではありません。
公的機関による注意喚起でも、口頭説明だけで金額を確定させず、追加分の単価・計算方法を書面で残すことが強く求められています。
作業前に合意すべき「3つのルール」
当日の追加回収で料金トラブルを防ぐには、作業が始まる前に次の3点を確認し、メールやチャットの記録として残しておくことが肝心です。
- 追加1点・1袋あたりの単価(「増えた場合は1点あたり○○円」と明示させる)
- 追加料金の上限または条件(トラックを増やす場合は別途見積りになるかどうか)
- 追加が発生したときの確認フロー(作業前に口頭または書面で再確認する約束を取る)
この3点が見積書に書かれていない業者は、当日になって「量が増えたので料金が変わります」と一方的に告げてくるリスクがあります。信頼できる業者ほど、追加分の単価表を事前に提示する対応をとります。
見積書の「追加条件の記載」を先に確認する
業者を選ぶとき、料金の安さより先に見るべきは見積書の中身です。
| 確認項目 | 安心できる例 | 注意が必要な例 |
|---|---|---|
| 追加単価 | 「1点○○円」と明記 | 「状況による」のみ |
| 上限・条件 | 増台時は再見積りと記載 | 記載なし |
| キャンセル料 | 条件と金額が明示 | 記載なし |
極端に安い料金を打ち出している業者は、追加名目で後から請求してくるケースが報告されています。自治体も複数業者からの相見積りと書面確認を推奨しており、追加条件まで含めて比較することがトラブルを防ぐ基本です。
また、市町村の許可を持たない業者による違法回収と高額請求のリスクも指摘されています。依頼前に自治体のホームページで許可業者かどうかを確かめておくと安心です。広告に掲載されているからといって、許可業者とは限りません。
トラブルが起きたら「188」に電話する
当日に想定外の料金を請求され、支払いを迫られた場合は、消費者ホットライン「188」に相談できます。全国どこからでもかけられる窓口で、公的機関が案内しています。
威圧的な状況であれば警察への通報も選択肢に入ります。やりとりの記録や見積書は証拠として手元に残しておいてください。
まとめ:「当日追加OK」の安心は、事前の一言から
「当日追加できますか?」と聞くときは、同時に「追加の料金はどう計算されますか?書面で確認できますか?」と聞く。
この一手間が、不用品回収の料金トラブルを防ぐ最大の対策です。追加時の単価・上限・承認フローを作業前に合意し、記録に残す習慣をつけておけば、当日に慌てる必要はありません。

